今日からポータルサイト、エキサイトで、7月末に取材にでかけた四川料理の特集がはじまっています。
今回の特集では、特に四川料理の調味料にフォーカスしてみました。
「辛い!」というイメージの四川料理ですが、本場で食べると、実はその味、深みと広がりのある複雑なおいしさ。
そのおいしさを支えるのが、四川のトウガラシと山椒から作られる数々の調味料なのです。
トウガラシと山椒の収穫期は年に一度、夏だけ。夏以外のシーズンをのりきるために、四川ではトウガラシと山椒を原材料に、干したもの、粉にしたもの、ピクルス液につけたもの、オイルにつけたもの、発酵させたもの・・・と10以上もの調味料があります。
この頭のいい調味料の数々が、四川のおいしさの秘密。
レストランはもちろん、家庭でも数々の調味料が今も手作りされています。
実は私の北京での友人には、なぜか四川人が多く、縁を感じる土地。
四川の人たちの特色は頭の回転の早さと、生活に楽しみを見つける能力のような気がしているのですが、調味料にも土地の人たちの聡明さと豊かさがよくあらわれている気がするのです。
愛しの四川、賢い料理と土地の魅力をぜひチェックしてみてください。