今週月曜日からポータルサイト、エキサイトで中国の水郷、烏鎮の特集がはじまっています。
烏鎮は日本から直行便が飛んでいる杭州からクルマで約1時間、細い水路が走り、そのまわりに古い木造家屋が並ぶ、のんびりした街です。
このあたりは、古い時代の日本との交流も深いので、烏鎮の人たちが食べているもの、使っているもののなかに、一昔前の日本と共通のものがたくさんあり、懐かしい気持ちになります。
例えば、店先で売られている「草団子」。日本の草団子と同じく、春先の柔らかい野の草をつんで、モチ米のお団子を作る風習があります。(「日本と同じく」と書きましたが、ご先祖はたぶんこちらかもしれませんが)
店先を流れるモチ米を蒸す匂い、それをかいだだけでなんともノスタルジックな気持ちに。
考えてみると日本でモチ米で作ったものを食べる時って、お正月のオモチだったり、お祝い事のお赤飯だったり、なにか温かい行事と結びついているんですよね。
遠い先祖からのDNAを刺激されるような、特別な食べ物という気がしています。
細い水路が走り、モチ米の匂いが流れる烏鎮は、そういう意味でなんだかDNAを刺激される
特別な場所。歩いていると、脳のなかの記憶のあたたかい、いい部分が戻ってくるような土地、この春の旅行先にぜひチェックを。