昨日、日系のヘアサロンにいきました。いつも混んでいる人気店ですが、昨日はガラガラ。デモの土曜日から客足が激減、相当に影響が出ているようです。スタイリストの男性もやはりしょんぼりしているよう。
私たち北京の民間人は対日感情の悪化にこうしてたちまち影響を受けるわけですが、このデモの真の原因はなんなのか?
日本政府は中国政府の責任を追及するポーズのようですが、もとはといえば日本政府のとった外交政策に対応して、中国が反応しているわけですから、まず省みるべきはわが身ではありませんか!!いま日本政府がやっていることは、わが身の責任を国民の目からごまかすための狡猾なロジックのすりかえです。
小泉首相のデモに関する発言にも呆れました。
この方は、逆風ふきあれる中国で骨身を削って努力し、経済活性化に貢献する同胞(民間人)に対して、労わりの一言さえ、ないんでしょうか。私のような在野の人間さえ、同じ日本人の店が被害にあっていれば、ごく自然に「お気の毒に」と思うのに。
「靖国参拝は関係ないでしょう」と同胞の被害を思うことなく、平気でいってのける首相。
この人が首相でいる限り、私たち中国の在留邦人は、安心して仕事、留学、生活することはできないでしょう。投石する中国の民衆も危険かもしれませんが、このような鈍感な首相が国のトップに居座っている日本の現状のほうが、私には相当に危険に思えます。